取引業者ステータス:マーケットプレイス要件の理解

最終更新:2026年8月28日

欧州連合(EU)の法律であるデジタルサービス法は、マーケットプレイスに対し、特定の販売者や製品に関する情報の開示を義務付けています。この法律を遵守するため、Epic Games StoreやFabを含むEpicのマーケットプレイスにいくつかの変更を加えました。

変更点は以下の通りです。

  • 欧州連合のユーザーに対してEpicのマーケットプレイスで製品を販売しようとする特定の販売者に関して、必要な情報を検証して表示する。
  • 「取引業者(Trader)」として申告している販売者に対し、欧州連合の法律に適合する製品のみをEpicのマーケットプレイスで提供することを証明するよう要求する。
  • 販売者が製品にプロモーションコンテンツが含まれていることを示す場合、それを開示する。

この変更がどのような影響を及ぼし、またどのような手順を取る必要があるか理解するのに役立つ、よくある質問を以下に記載しています。

取引業者とは?

取引業者とは、取引、事業、技能、職業に関連する目的でマーケットプレイスを利用する個人または企業を指します。以下のいずれか一つにでも該当する場合は、取引業者である可能性が高いです。

  • 利益を得る目的で、非常に頻繁に消費者にコンテンツを販売する場合(すべての販売を特定のマーケットプレイスで行う必要はありません)
  • 登録された企業を通してコンテンツを販売している、個人事業主であるか、VAT番号を保持している場合
  • 一定期間に大量のコンテンツを販売している場合

取引業者に関する欧州連合のガイドラインは、こちらでご覧いただけます。

取引業者として、どのような情報を提供する必要がありますか?

すべての取引業者は、メールアドレス、住所、電話番号など、法律で求められている特定の情報を提供する必要があります。事業用住所または事業用電話番号と個人の住所または個人の電話番号が同じ場合は、情報を一般公開するかどうかを選択できます。住所を公開しないことを選択した場合、Epicは国と都市のみを公開します。法律で求められている情報を開示しない場合、法的責任が生じることがありますので、ご注意ください。

非取引業者として自己申告している場合はどうなりますか?

非取引業者として自己申告している場合(現在、Epic Games Storeでは選択できません)、標準的なオンボーディング手続きのみとなります。この手続きでは、税務および支払い目的のために連絡先情報の提供が必要となります。この情報が一般公開されることはありません。以下の免責事項がお客様のプロフィールに表示され、欧州連合のユーザーから閲覧可能になります:「このパブリッシャーは、非取引業者として登録されています。そのため、EU消費者保護法で認められる消費者の権利は適用されません。」

取引業者または非取引業者として自己申告したくない場合はどうすればよいですか?

当社のマーケットプレイスで新しいアカウントを設定するには、取引業者または非取引業者として自己申告し(Epic Games Storeでは利用不可)、必要な情報を提供する必要があります。将来的には、販売者は自己申告しない場合でもFabアカウントを開設できるようになりますが、その場合、欧州連合で製品を販売できなくなります。

すでに販売者の方で、各対象マーケットプレイスにおいて取引業者または非取引業者として自己申告していない場合、欧州連合の購入者に対して引き続き製品を販売するには、2025年2月1日までに、自己申告を完了し、必要な情報を提供していただく必要がある場合があります。

プロモーションコンテンツとは?

Epicのマーケットプレイスに新コンテンツをアップロードする際、製品の設定でプロモーションコンテンツを含む製品を明確にする必要があります。プロモーションコンテンツには、プロダクト・プレイスメント、ロゴ、スローガン、自身または他者の現実世界のブランドを販売促進または宣伝するその他のコンテンツなどが含まれます。

自己申告した取引業者に関する情報

取引業者としての検証手続きを受けるには、どのような書類を提出する必要がありますか?

必要となる書類は、取引業者の本人検証手続きにおいて、ご自身を個人として申告するか、法人(事業体)として申告するかによって異なります。

法人(事業体)であると申告される場合は、法人名、法人登録番号、および事業所の所在地が記載された書類をご提出いただく必要があります。提出が必要な書類は、お客様が拠点を置く国によって異なりますが、一般的には公的機関発行の営業許可証、法人設立証明書、または政府発行の商業登記簿抄本となります。

個人であると申告される場合は、氏名と住所が記載された、政府発行の身分証明書の提出が必要となります。電話番号の確認も必要となります。

重要な注意事項:

  • 提出する書類はすべて、公式な機関が発行したものでなければなりません。ご自身で作成された書類は認められません(例:W-8フォームや請求書などは、証明書類として不十分です)。
  • 提出する情報は、提供する書類に記載されている情報と一致していなければなりません。住所確認に使用する書類には、検証手続きの一環で提供された氏名が記載されている必要があります。
  • 「任意」と記載されている項目を除き、すべてのフィールドは必須です。
  • 書類を撮影する場合は、目立たない色の背景にし、十分に明るくして、書類全体が写るようにしてください。写真を撮影した後は、一切の編集を行わないでください。編集を加えると、書類が受理されない可能性があります。
  • この手続きでは、電話番号を検証するために、SMSまたは電話による検証が必要となります。

必要なすべての情報を記載した単一の書類を用意できない場合はどうすればよいですか?

現時点では、本システムでアップロード可能なファイルは1つのみです。法人のお客様で、すべての要件を満たす単一の書類をお持ちでない場合は、関連するすべての書類を1つのファイルにまとめて提出してください。

取引業者の検証ステータスはどのように確認できますか?

Epic Games Storeパートナーの場合は、デベロッパーポータルの「ダッシュボード」>「組織」>取引業者情報に進むことで、取引業者の検証ステータスを確認できます。

Fabの販売者の場合は、パブリッシャーの設定の取引業者の詳細に進んでください。

プライバシーについて懸念があります。自分の連絡先情報を公開する必要がありますか?

事業用住所または事業用電話番号が個人の住所または個人の電話番号と同じ場合は、情報を一般公開するかどうかを選択できます。住所を公開しないことを選択した場合、Epicは国と都市のみを表示します。

なぜ販売者プロフィールに連絡先メールアドレスが表示されるのですか?

Fabの販売者は、Fab販売契約に記載されている通り、顧客に対してカスタマーサポートを提供する責任があります。連絡先メールアドレスを表示することは、適用法に基づく透明性の要件を満たすことにもなります。プロフィールの設定中に、この連絡先情報が一般公開されるという通知が表示されます。

どのようなメールアドレスを使用すればよいですか?

Fabのプロフィールには、個人用ではなく、事業用メールアドレスを使用することをお勧めします。

購入者に関する情報

2025年2月に何が変わるのですか?

2025年2月より、取引業者(Trader)または非取引業者(Non-Trader)として自己申告していない販売者は、Epicマーケットプレイスにおいて欧州連合の顧客に製品を販売できなくなります。欧州連合にお住まいの場合、(直接リンク経由などで)引き続き製品ページを閲覧することは可能ですが、その製品の販売者から製品を入手できなくなります。その代わりに、お住まいの地域ではその製品を利用できないという注記が表示されます。EU圏外からの購入者は、この変更による影響を受けません。

販売者が「取引業者」または「非取引業者」であることは、何を意味するのですか?

Fabの販売者プロフィールページや製品ページ、またはEpic Games Storeのパブリッシャーインデックスを確認することで、販売者が「取引業者」または「非取引業者」である(あるいはそのいずれでもない)ことを確認できます。「取引業者」および「非取引業者」という指定は、EUのデジタルサービス法に基づくものであり、EU域内の購入者にのみ影響します。

取引業者とは、取引、事業、技能、職業に関連する目的でマーケットプレイスを利用する個人または企業を指します。取引業者は、EU法に準拠した製品とサービスのみを提供することを証明し、検証手続きを受けることも義務付けられています。

非取引業者とは、趣味や副収入のためなど、より気楽な形でマーケットプレイスを利用して商品を販売する個人を指します。これらの販売者は、他のすべての販売者と同様にEpic Gamesマーケットプレイス販売契約に拘束されますが、これらの販売者から購入する場合、EUの消費者保護法に基づく消費者保護の仕組みが適用されない場合があります。

販売者が、取引業者/非取引業者の自己申告手続きを完了していない場合、その販売者プロフィールに取引業者のステータスは表示されません。これらの販売者は、他のすべての販売者と同様にEpic Gamesマーケットプレイス販売契約に拘束されますが、法的要件により、Epicのマーケットプレイス上でEU圏内の顧客に製品を販売できない場合があります。

2025年2月以降、以前に購入したものや無料でダウンロードしたものにアクセスできなくなるのですか?

いいえ。製品の作成者の取引業者としてのステータスに変更があった場合でも、お客様が購入または無料で入手したコンテンツには引き続きアクセスすることが可能です。